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左下の歯茎が膿んでいる方のお話です。
この方は「左下の歯茎が腫れて膿が出た」のを訴えられて来院されました。
レントゲンが黒いのがわかるかと思います。この黒い部分が「膿んでいる」ところです。
この方の場合は、舌の方にプクッと膿の出口がありました。
このように、しっかりと治療すれば治るのです。抜歯しなくて済むのです。黒いのがなくなり、綺麗に治っているのがわかるかと思います。
ただ、この方の治療はこれで終わりではありません。
右側でしっかり咬めるようにしないと、左に負担がかかりすぎます。
そうです。ここにはインプラントが必要です。
ただし、右上は骨を作らないとインプラントが入りません。
上顎洞(副鼻腔)を持ち上げ、約8mmの骨を作りました。そして、そのスペースにインプラントを埋入しました。
歯科医師の先生ならわかるかもしれませんが・・・・これは、粘液貯留嚢胞が上顎洞にあるため、かなり難しいケースです。
全体的なレントゲンです。
患者様、術者ともに満足のいく結果となり、嬉しいです。
大事なのは左、右ともバランスが取れている咬み合わせを得ることです。左の根管治療だけでは、その治療結果は長続きしないでしょう。
右のインプラントが入ることによって、バランスが取れて、初めて、いい結果、長続きする結果が得られるのです。