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Q.歯周病菌とウィルスとの関係がわかりません。
A.歯周病菌からでる毒素がウィルスの侵入の手助けをします。
前回のお話で、ウィルスが口の中に入ってきても、標的であるノドの粘膜細胞のレセプターが粘液によって隠されていて、なかなかすぐにはみつけられないことを説明しました。
しかし問題は、冒頭でお話しした歯周病菌です。お口にプラークがたっぷりあり、歯周病菌がたくさん存在すると、歯周病菌の出す毒素が粘液の層を溶かして壊します。するとウィルスの標的である粘膜細動のレセプターが丸見えになり、吸着が用意になります。つまり、歯周病菌は、ウィルスが素早く体内へ侵入できるように導いているのです。
歯周病菌とウィルス件線の関わりは、実はこれだけではありません。歯周病菌の毒素は、ウィルスの持つ「細胞の入り口を開ける鍵」をパワーアップさせてしまいます。
こうした歯周病菌の悪さは、インフルエンザウィルスにの研究によってわかりました。コロナウィルスも体内への侵入経路は共通することから、同様に「歯周病菌の手引きを受けている」とみていいでしょう。
ウィルスから身を守るには、マスクに手洗い、うがい、体調管理と3密を避けること。これに加え、「ふだんからお口の中を清潔にして、歯周病を予防すること」これにつきます!!