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岡口 守雄先生(東京都)
岡口守雄先生は、私に初めて「顕微鏡歯科」というものを目の前で披露していただいた先生です。
岡口先生には個人的な勉強会に来ていただいたのを機に初めてお会いし、そこで、歯が割れてしまった方の治療を綺麗に治されているのを目の当たりにし、大きな衝撃を受けました!
「こんなすごい先生がいるんだ!」と。
また、同時に「顕微鏡歯科」というものに魅了されました。
顕微鏡歯科では、手術用顕微鏡を駆使するのですが・・・・「見える」ということがどれほど大事かを教えていただきました。そして何より、現在の歯内療法を語る上で、重要な材料である「MTA」という新しい材料を教えていただきました。
教えていただいた当時、「何それ?」・「怪しい素材では?」と、世間では「まゆつば」ものでしたが、岡口先生の治療例は素晴らしく、従来では”抜歯なのでは?”と思うものも保存されていて、正直、岡口先生に惚れ込んでしまいました。
また、私がまだまだMTAで慣れていない頃、「先生、新しい治療法で治療をするとき、特にその経過報告が少ないケースの場合、すごく悩むときがあります」と悩みを相談したことがあり、その際に「真摯に患者さんと向き合いなさい。経過が悪くてもきっと分かってくれます。」と相談に乗ってくれました。とてもありがたい存在の先生でした。
その後、個人的にもセミナーを受けに行き、その素晴らしい技術を少しでも吸収しようと、頑張っています。岡口先生は、どんどん偉くなられ、今や「世界のオカグチ」になってしまい、ブラジルの学会における一番重要なスピーカーになったり、インドネシアに講演に行かれたり・・・雲の上の存在になってしまわれました。
現在、岡口先生が提唱されていた「MTA」を駆使した治療法は進化を遂げ、ここ数年、歯内療法学会の大きなテーマとなっています。また、MTA自体の活躍の場も「抜歯しない」から「神経を取らない」治療へと発展していきました。
岡口先生は日本における顕微鏡歯科治療の先駆者であり、第一人者です。20年以上前にドイツから個人輸入して治療を開始したと伺っております。その診療に対する「真摯な姿勢」と「仕事に対する情熱」を目の当たりにすると、岡口先生にお会いする度に足が震え、身が引き締まる思いが致します。