C.M. Sedgley教授とは?
先ほどの論文を寄稿されたC.M. Sedgley教授についての紹介です。
お写真です。

オーストラリアのご出身
オーストラリア・メルボルン大学で歯科医学を専攻し、歯内療法(エンドドンティクス)を専門とされる
- 1992年:H.H. Messerと共同で「Are Endodontically Treated Teeth More Brittle?」という研究を発表。根管治療を受けた歯の強度を比較し、治療が歯を脆くするかどうかを検証。
オレゴン大学へ
- 2000年代:歯内療法の専門家として、オレゴン健康科学大学(OHSU)に移籍し、歯内療法学の教授として教育・研究に従事。
- 現在:OHSUで歯内療法学の教授を務め、歯の幹細胞やバイオフィルム、抗菌耐性に関する研究も行っている。
主な研究
- 歯の強度と耐久性:根管治療を受けた歯と健全な歯の生体力学的特性を比較し、歯が脆くなるという一般的な誤解を解明。
- 抗菌耐性:歯内細菌の抗菌耐性とバイオフィルム形成に関する研究。
- 幹細胞研究:歯の幹細胞を使用した再生医療の可能性を探求。
教育者としての貢献
- OHSUで歯内療法学の教授として、学生や研修医に最新の治療技術と理論を指導。
- 数多くの国際学会で講演し、歯内療法分野での知識を広めています。
まとめ
C.M. Sedgley氏は、歯内療法の分野でその専門知識を活かし、教育者としても研究者としても国際的に認められています。彼女の研究は、臨床現場における治療方針に影響を与え続けています。
感想 オーストラリアからアメリカに渡り、素晴らしい研究をされているのですね。92年の論文がすばらしく、そのご約30年間働かれているのは驚きです。