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脳梗塞や心筋梗塞に歯周病菌が影響することはご存知でしょうか?
脳梗塞、心筋梗塞、どちらも血管がつまっておこる病気です。どちらも命取りになりかねない恐ろしい病気です。どのようなメカニズムがおきているのでしょうか?現在考えられているパターンを説明したいと思います。
まず、炎症をおこした歯茎から入り込んだ多数の歯周病菌が、血流に乗ってからだをめぐります。彼らは、血管の内壁に入り込んで溜まっていきます。
すると、白血球がやってきて、歯周病菌を食べます。食べた後に細菌の死骸が残ります。
これが粥状になって血管にくっつきます。くっついて動脈が硬くなり、動脈硬化をおこしたり、また、血液の流れを悪くします。
場合によっては、その剥がれた「お粥状の物」が血管を流れていって、血栓となることもあります。
実際、動脈硬化を起こした血管のお粥状のものから歯周病菌の遺伝子が検出されています。