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A少年はスポーツが大好きな10歳です。
毎週末、その練習に明け暮れ、見事な成績を残してきました。
練習熱心で、たとえば、朝ご飯のまえに自主的に走り込みをすることもあります。
そんなスポーツが大好きで、元気なAくんですが、ある日、歯科検診で「虫歯があります」との紙をもらってきました。
お母さんは不安になり、当院に来院されました。
その時の虫歯の写真がこちらです。
レントゲンで見てみましょう。
わかりやすく解説します。
まず、実際の写真を見ると、これが虫歯です。
レントゲンは、このように見ます。
かなり虫歯は神経に近いようです。
10歳なのに!!
もし、神経を取ってしまったら、どうなるのでしょうか?
まず、単純に削る範囲が大きくなります。神経を除去するためには、ある程度の健康な部分も削らなければなりません。
また、年齢からしても、歯根、歯の土台となっている部分が完成していません。未熟な状態です。
治療が成功しにくいです。
未来ある子供達には是非とも、神経を残してあげたいです!!
さあ、がんばりましょう。
マイクロスコープ、歯科用顕微鏡と、MTAの出番です。
もちろん、ラバーダムも欠かせません。
まず、治療する歯をラバーダムしておきます。
虫歯を除去している動画はこちらです。
虫歯は柔らかいので、ボロボロと取れます。
さあ虫歯を除去し終わったら、神経がでました。
赤いのが神経です。
もっとアップで見てみましょう。
綺麗になった後は、MTAを置いていきましょう。
これで安心ですね。
念のため、レントゲンを撮りました。
また、近いうちに手前の乳歯も治療していく予定です。
A少年は治療後は痛みもなくスポーツに熱中できるようになりました。